太陽系外の影響が流れ込む、双子座の月蝕

占星術

エリスは正式に命名されたのが2006年。
冥王星と同じくらいの大きさの準惑星とされ、公転周期は558年です。

天文学において、惑星の定義を決める論争が繰り広げられるきっかけとなったと囁かれています。

古代ギリシャ・ホメロスの叙事詩では、軍神マルス(火星)の妹、他のギリシャ神話からも、夜の神や闇の娘より生まれたとされているエリス。
翼を持つ、戦いと不和の女神として知られています。

叙事詩キュプリアの物語では、海の女神の結婚式に招かれなかったことの腹いせに
「最も美しい女神に」と書かれた黄金のりんごを宴に投げ入れたことで、
三人の女神、ゼウス(木星)の妻ヘラ(ジュノー)アテナ(月の象徴)アフロディーテ(金星の象徴)の争いの元を作ったのだとか。

そしてパリスの審判から、トロイア戦争が始まったそう。

りんごは金星の象徴でもあり、アフロディーテの勝利でもありました。

美の女神の裏側にあるもの。
「愛」「憧れ」といった華やかな側面に隠されていた
「欲望」「ジェラシー」といったシャドウを浮上させたお話でもあるでしょう。

エリスは冥王星よりも遥かに遠い太陽系の天体であり、太陽系外、いわゆる12星座や恒星の力が流れ込む中期点にあります。
このエリスは現在、牡羊座で火星とコンジャンクション。

そして冥王星とは、タイトな90度のアスペクトを形成しているところが、神話との繋がりを思い出させてくれるものとなっています。

12月に迎える、グレートコンジャンクションを目前にしながら、
人との繋がりは、希望や勇気をたくさんもたらしてくれるものでもあるけれど、

無自覚だと、
「自分の能力をもっと知らしめたい」とか、
「〇〇さん、〇〇チーム、〇〇会社よりも、実力や存在を認めて欲しい」など、

最初は自分への挑戦、グレードアップ思考から出たものであっても、
欲求が知らず知らずにエスカレートしてしまったりと、

ついつい思考の回転の速さが、火星やエリスの勢いに煽られるような、押しが強めのコミュニケーションになるかもしれませんね。

自分自身という存在を客観的に見つめながら、
グローバルな視点で仲間どうしで高め合うことって何だろう。

今年の日蝕や月蝕の流れは、2021年からのあり方にたくさんのヒントを与えてくれそうです。

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