射手座の満月、ストロベリームーン

射手座の満月、ストロベリームーン。
へびづかい座や蠍座のアンタレスの近くで照らされる月。
苺の収穫時期からつけられたネーミングは、愛らしくて印象に残りますね。
満月のサビアンシンボルは、射手座16度
「Sea gulls watching a ship」
集合意識を表す海の上に浮かんでいる船、
その船の上で羽を広げているカモメ。
自由に羽ばたいているけれど、船員たちが餌をくれるから、全くの野生の状態ではない印象があります。
カモメは自由に空を飛びたいと願いながらも、生きるために必要な餌を獲得する必要があり、
どうすればよいかを知っています。
新月のサビアン「The garden of the Tuileries」を思い出させるように、
庭を整えていく中で、何を優先すべきかが見えてくるでしょう。
そして双子座と射手座を、色の出現する順序に置き換えると、オレンジとブルーの組み合わせ。
内側で芽生えた創造性は、発想の転換を行いながら統合されていきます。
さらに星よみの視点からは、
満月で成就を迎えたら、今まで育ててきたアイデアや思考の取捨選択をしつつ、
夏至の日蝕に向かって、デトックスを心がけることがおすすめです。
体の中をきれいにしながら、凝り固まっていた感情や思考があれば解き放ちましょう。
素直であるほど、人生の節目で用意されていく奇跡。
人間の小さな欲望や、目先の勝利などからは対照的なところにある、
求めようとして得られるものではない贈りもの。
それは先祖や敬意を表す先人たちが指し示してくれている、あなたにしか出来ないこと。
今の自分自身の想像をはるかに超えたものかもしれません。
小さな自我を大きなものに明け渡し、雑念をはらうほど心に響くでしょう。
求めるのではなく、超えたものから求められていることに耳を傾けたとき、
進む道は、これから先も自然と開かれていきます。
そんな気持ちで夏至を迎えていくことを、天空の世界では囁いてくれているようです。