毎日を丁寧に生きること

宝塚

クリスマスを直前に迎えた12月半ば、宝塚歌劇団の同期生42名で入団してから35年以上の年月が経ち、
現在も星組組長として活躍している同期生がいる中、大切な仲間の一人が天に召されました。

この秋は、20年来の友が同じように虹の橋を渡りました。

彼女とは、昨年の11月に一緒に夕食を共にして語り合ったのが最後。
「私たちが出会った頃、お互いの子供が小さかったのよね」と笑いながら、
楽しいディナーの時間を過ごしました。

初めて出会ったイギリスで、お部屋で話した会話や子育てや仕事の抱負など、
たくさんの思い出がよみがえります。

いつも変わらないエレガントな印象で、
優雅な微笑を残したまま、永遠に彼女は私の中で生きているんだな…と、
そっと手を合わせたところでした。

大切な友が二人も旅立ち、昨年のクリスマスの前は、
なんとも切ない気持ちに包まれた、時期でもありました。

新しく生まれてくる命があれば、去っていく人もいる。
わかっていても、直面すると寂しいですね。

父が旅立ったとは、また違った感覚でした。

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私達の初舞台は、雪組・麻実れいさんがトップ男役さん、遥くららさんのサヨナラ公演「風と共に去りぬ」でした。

音楽学校生活で寮生活だったので、入学して1年目の予科生時代は、
朝7時前から学校のお掃除に始まって、夜眠るまでずっと一緒に過ごしてきた同期生。

しかし初舞台を踏めばみんな各組に配属されて、全員が同じ舞台に立つことはないため、
最初で最後の同期全員で立つ舞台です。

フィナーレで始まる「君はマグノリアの花の如く」の曲を聞くと、ここから初舞台生のラインダンスに引き継がれるので、幕裏で緊張しながらみんなで心を一つにして強く手を握り合ったことが浮かんできます。

あと数回で千秋楽、一日一日過ぎるのが早いけど、この瞬間全力で頑張ろう!
まだ10代だった頃の、そんな思い出深い深い作品なのですが、

 

この曲の歌詞が、天に召された彼女にぴったり・・・
軽やかに踊っている姿が少年のように爽やかで、
誰が観ても、フェアリーのような麗しい人でした。

1年半くらい前に宝友会の観劇会で会った後、

「子供達がみんな成人して卒業して、自由に動けるようになったし、何でも手伝えることがあったら言ってね。
3人の子供の子育ても失敗の連続(苦笑)子供に育てられたわ〜。また私の笑える子育て、聞いてね」

とLINEでメッセージを送った時も、

「めーちゃん、勇気をもらえたよ。ありがとう。元気になったら娘さんの猫カフェに行きたいわ〜」と
即、返事のメッセージを送ってくれた彼女。

どんな時でも自分のことよりも、いつも周りのことを気にかける思いやり深い人でした。

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この現実世界の中で、直面する現実と矛盾する思い。

誰しも生きることって、時には厳しいなと思うことってあるけど、
一日一日を大切に生きて、与えられた命を全うするって、すごいこと。

ご遺族も話されていましたが、どんな状態であっても周りの人のことを思いやる妻であり、母であったと。
心が清らかな彼女のような人は、もしかしたら魂がふさわしい世界へと移行するように、
神様から召されたのかなと思ったり・・・

このブログを日記のように読み返した時、同期のみんなと同じように思い出を胸に抱きながら、
彼女達が今この瞬間を懸命に生きたように、私もあり続けたいと願い、書いています。

愛する友達へ・・・出会ってくれてありがとう。

心からご冥福をお祈り致します

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